日本測地学会
The Geodetic Society of Japan

2002年度 測地学サマースクールのご案内


日本測地学会では、学部学生及び院生を対象として毎年「サマースクール」を開催し、測地学分野の最新のトピックを最先端の研究者から直接紹介するとともに、測量作業を実際に体験いただき、現在の測地学に触れていただく機会を提供しています。過去2年は'海・船'がテーマになっていましたが、今年は茨城県つくば市にある国土地理院を会場に、地球のダイナミックな部分にテーマをおいた講演と陸に戻った測量実習を内容にお送りする予定です。ふるってご参加ください。

  • テーマ:ダイナミックな地球を測る
  • 対象者:学部学生及び院生(それ以外の参加者も歓迎します)。定員は30人。
  • 日 時:2002年8月5日(月)~7日(水)
  • 場 所:国土地理院(茨城県つくば市北郷1)
  • スケジュール:
    1日目 8月5日(月)
     13:00-13:30   集合、登録、諸注意(世話人)
     13:30-13:40   開校式
     13:40-17:30   最先端の測地学のトピックス講義
    講義内容
     13:40-14:30 プレートテクトニクスと地殻変動
      東京大学地震研究所 宮崎 真一
     14:30-15:20 積雪荷重変形と地殻変動・地震発生との関係
      国立天文台・水沢 日置 幸介
     15:20-15:40 休憩
     15:40-16:30 地球回転変動:月太陽・大気水圏・マントル・コア
      東京大学地震研究所 古屋 正人
     16:30-17:20 重力衛星ミッションと地球ダイナミクス
      京都大学大学院理学研究科 福田 洋一
     18:00- 懇親会

    2日目 8月6日(火) 実習
     9:00-12:00, 13:00-18:00   測量実習
      GPS測量、トータルステーション測量、水準測量、重力測量、位置の測量、重力の測量について、 原理と測定方法を学び、実際に測量をやってみよう。

    3日目 8月7日(水)
     9:00-11:30 測量の解析方法を学び、解析実習と結果の比較をしましょう。
      測量の解析方法を学び、解析実習と結果の比較をしましょう。
     11:30-12:00 閉校式
     午後  希望者は国土地理院の施設見学

    国土地理院には、電波星を使ったVLBI(超長基線電波干渉計)、全国の地殻変動を日々監視し、ナビゲーションの高精度化に使われようとしているGPSの連続観測システムGEONETの中央解析センター、地上の重力絶対値を測定できる絶対重力計FG5などの最先端の測定施設や、地図と測量について広く知ることができる「地図と測量の科学館」があります。

備考

  • 申し込みは世話人まで:以下の情報を添えて、E-mail、Fax、郵送のいずれかで申し込みください。 締め切りは7月22日としますが、人数枠に達ししだい、締め切ります。

    (1) 氏名(ふりがな)、(2)年齢・性別、(3)所属大学・学科・学年、(4)住所・連絡先(電話・Fax・E-mailアドレス)
  • サマースクールの参加は無料ですが、参加者には、実費(宿泊費用、懇親会約3,000円や他の飲食費用)を負担いただきます。
  • 宿泊には国土交通省筑波研修会館を利用できます。お申し込みはお早めに。宿泊料は、和室(3名部屋)1泊2,000円、洋室(2名部屋)1泊2,300円、朝食550円、夕食1,150円となっています。
  • 実習では、位置を測るトータルステーション・水準・GPSの測量と、高さや時刻の違いによる地球の重力の変化を測る重力測量を体験します。
  • スケジュールは変更される場合があります。
世話人 国土交通省国土地理院  黒石 裕樹
〒305-0031 茨城県つくば市北郷1
電話: 0298-64-6280, FAX: 0298-64-2655
E-mail: yuki@gsi.go.jp(@を半角の@にしてください)
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